Review of recent UV–Vis and infrared spectroscopy researches on wine detection and discrimination
Jing Yu,Hui Wang,Jicheng Zhan &Weidong Huang
Applied Spectroscopy Reviews
Volume 53, 2018 – Issue 1
メモ
ワインの品質分析や評価における分光分析学の最近の進展に関するレビュー論文。2018年(オンライン版は2017年)の発行で最近10年程度の動きをカバー。
面白いのは論文を書いているのが論文の著者らは中国の農業大学というところ。参照されている論文も中国酒の評価や分類などに関する物が多く、最近の中国でのワインブーブとその反動(まがい物の出現)の影響がうかがい知れます。
主な内容は、UV-Vis- IR 分光法のワイン分析への応用についてですが、具体的なトピックスとしては以下のような部分に関するレビューが含まれています。
- アルコール含有量
- 酸性度
- 糖度
- 揮発性化合物(主に香り)
- フェノール化合物(味・色・口当たり)
- その他(ハロフェノールおよびハロアニソールなど)
- 原産地分類と熟成年数
- ワインの真贋
最近のワインへのVIS-IRの応用に関する研究をまとめてあるという点では役に立つ論文です。
アブストラクト
ワインは重要な商業的価値のある商品になり、高品質のワインの需要が増加しています。 品質管理には適切な分析技術が必要とされます。 紫外、可視、近赤外および赤外分光法は、その成分分析や特性評価など、ワインの品質を決定するための最も重要な手法の1つです。 このレビュー文献では、ワインの品質を予測し定量的および定性的に識別するための過去10年間の分光技術に関する最新の応用の概要を説明します。 まずこれらの手法の基本原理を簡単に紹介し、いくつかの革新的なセットアップや機器に関しても説明します。 最後に、ワイン産業の分光技術の限界と今後の展望について議論します。
https://www.tandfonline.com/doi/abs/10.1080/05704928.2017.1352511?scroll=top&needAccess=true&journalCode=laps20