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[論文]赤ワインの迅速な品質判別分析のための動的ラマン融合分光法出(2020)

Dynamic Raman Fusion Spectroscopy for Rapid Quality Discriminant Analysis of Red Wine

Zheng-Yong Zhang & Jun Liu

Journal of Applied Spectroscopy volume 87, pages99–104(2020)

メモ

このDynamic Raman Fusion Spectroscopyは見慣れないので掲載。レーザーの照射時間を変化させて出力の変化を分析するようだ。アブストの結果ではかなりの精度に見える。今後論文を読むためのメモとしてノートする。

アブストラクト

主な研究対象であるブランドの赤ワイン(aa)の動的ラマンスペクトルを、レーザー積分時間(1〜5秒)の範囲で収集し、実験条件下でのワインの分子の変化する傾向を観察しました。次に、このワインの3次元ラマン特性スペクトルは、2次元相関融合分析によってさらに構築されました。三次元ラマンスペクトルの変動も、類似性アルゴリズムを使用して評価されました。相関係数は、同期および非同期の2次元相関ラマン分光法に基づいて、それぞれ0.977±0.011および0.990±0.006でした。これらの結果は、ワインaaのサンプルが非常に自己相似であり、異なるスペクトル応答に基づいて2つの異なるブランドの赤ワイン(bbとcc)と効果的に区別できることを示唆しました。

https://link.springer.com/article/10.1007/s10812-020-00969-5